アルテミス計画とは?目的や参加国、参加してる日本企業について調査

科学

米航空宇宙局(NASA)が新型の巨大ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」の初号機を打ち上げたことが話題になっています。

これは「アルテミス計画」の最初のミッションという風に言われています。

では「アルテミス計画」とは何なのでしょうか?その目的や参加国日本企業の参加について調査しました!

「アルテミス計画」とは?

「アルテミス計画」というのは1960~1970年代の「アポロ計画」と同様に、宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクトのことです。

ちなみに「アポロ計画」「アルテミス計画」はギリシャ神話にちなんで名付けられ、「アルテミス」は「アポロ」の双子の妹で月の女神とされています。

「アルテミス計画」の目的は?

「アルテミス計画」は2025年以降に月面に人類を送り、その後ゲートウェイ(月周回有人拠点)などを通じて月に物資を運び、月面拠点を建設し、月での人類の持続的な活動を目指すのが目的です。

この「アルテミス計画」では3つの段階を経て月を目指そうと計画が立てられています。一つずつ解説していきます。

「アルテミス計画」第1段階

まず第1段階では新しく開発したロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」を使って、同じく新しく開発した宇宙船「オリオン」を無人の状態で打ち上げ、月を周回する試験飛行を行うというものです。

今回の打ち上げでは「オリオン」「SLS」から切り離され、月を周回して地球に戻るまでの25日間の飛行試験を行う予定になっています。

「アルテミス計画」第2段階

第2段階では実際に宇宙飛行士を乗せて月を周回する飛行試験を行います。

現時点では2024年を目標に計画が立てられています。

「アルテミス計画」第3段階

そして第3段階では実際に宇宙飛行士が月面に降り立つ計画で、2026年以降を目標に進められています。

当初は2024年までに宇宙飛行士を月面に降り立たせることを目指していたようですが、ロケットの開発が遅れて打ち上げがずれ込んでしまっているため、2026年以降を目標にした背景があるようです。

これが計画通り実現すると、「アポロ計画」でアポロ17号が宇宙飛行士を乗せて月面着陸に成功して以来、実に半世紀ぶりのこととなるんです!

またこの計画では初めての女性飛行士の月面着陸と、日本人宇宙飛行士が月面に降り立つことも検討されているそうなんです!

そうなれば本当にすごい事ですよね!

その先の計画

実は月面着陸が実現した後の計画も立てられているんです。

その先の計画としては、月を周回する新しい宇宙ステーション「ゲートウェイ」を建設し、そこに宇宙飛行士を定期的に送り込んで滞在できるようにする計画が立てられています。

これによって月を拠点として宇宙での活動範囲が広がり、2030年代には火星に有人着陸することも視野に入れているようです。

「アルテミス計画」の参加国は?

アルテミス計画には以下の国々が参加しています。

  • アメリカ
  • 日本
  • カナダ
  • イタリア
  • ルクセンブルク
  • UAE
  • イギリス
  • オーストラリ

8か国が「すべての活動は平和目的のために行われる」ことなどをはじめとした、アルテミス合意にサインし参加しています。

その後もアルテミス合意にサインして参加する国は増え、2022年6月にはフランスが20か国目の参加国となっています。

アルテミス合意とは?

アルテミス合意とは宇宙探査・利用に関する国際ルールで、アルテミス計画を念頭に各国の共通認識を示す宣言の事で、内容は

  1. アルテミス計画の元で行われる全ての活動は平和的な目的で行う。
  2. 合意国は透明性を持ち活動する。
  3. 緊急時の支援
  4. 宇宙資源の採取や利用
  5. 「アポロ計画」の遺産を遺すこと
  6. 科学データの公開や共有を行う
  7. 探査活動における宇宙ゴミ(スペースデブリ)の対処

という内容が盛り込まれています。

「アルテミス計画」に参加する日本企業

このアルテミス計画には日本の企業も参加しているんです。

トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車株式会社はJAXAと共同でルナクルーザー(有人与圧ローバ・人が宇宙服を脱いで生活可能な与圧室を持つタイヤ付きの宇宙船)を開発しています。

月面では重力が地球の6分の1で温度はマイナス170~120℃、真空と強い放射線、さらに月面は月の砂(レゴリス)に覆われています。そんな厳しい環境下での使用に耐える宇宙船がルナクルーザーなんです。

トヨタ自動車はこれまでの車づくりで培ってきた信頼性耐久性走破性燃料電池技術等を駆使して月面着陸に貢献行くとしています。

ミサワホーム株式会社

ミサワホームはJAXAと地上における未来志向の住宅や月面への有人拠点への応用を目指して2017年から共同研究を進めている南極移動基地ユニットを開発しています。

宇宙空間の有人拠点に必要な技術要素は南極においても必要とされる共通点から、南極の環境下で検証することで技術の信頼性を高められると考え実証実験を実施しました。

株式会社ビームス

株式会社ビームスは民間企業として初めて宇宙飛行士が着用する被服を総合プロデュースしています

国際宇宙ステーションで着用する衣服は、機能性だけを求めるのではなく、見た目のデザイン性も着目されるようになってきたことから、株式会社ビームスに白羽の矢が立ちました。

このようにいろんな日本の企業が参加しているんですね!

まとめ

この記事では

  • 「アルテミス計画」とは?
  • 「アルテミス計画」の目的
  • 「アルテミス計画」の参加国は?
  • 「アルテミス計画」の参加する日本企業

を調査しました!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました