世界各地のお正月の風習は?日本との違いについて

お正月

日本のお正月はお正月飾りを飾って、一年の内この時期にやって来て下さる「年神様」を迎え、家族で集まって年越しそばやおせち料理を食べたり、初詣に行ったりするのが日本のお正月の一般的な過ごし方ですよね。

では世界各国のお正月は一体どんなものなのか知っていますか?ここでは世界各国ではどのような過ごし方をしているのか、ご紹介していきたいと思います。

世界各国のお正月事情

ここでは、アメリカ合衆国、中華人民共和国、フランス、イタリア、ブラジル、カナダ、スペインのお正月事情を紹介していきます。

アメリカ合衆国

アメリカのお正月

アメリカのお正月は日本と違って、大掃除をしたり、何か特別なものを食べたり、特別なお祝いをしたりという風習がなく、国中でカウントダウンが行われていて、新年を迎えると花火が上がったり、建物が電飾で彩られたりして盛大に年越しをお祝いします。アメリカでは年が明けるとすぐに近くにいる人とキスをする習慣があるそうです。日本ではなかなか見られない光景ですがさすがアメリカという感じがしますね。

またアメリカの1月1日は祝日になっていて、会社勤めの人は休みだそうですが、飲食関係の人は仕事をするそうで、ここは日本と変わりませんね。

ちなみに、アメリカでは12月24日~1月6日の期間はクリスマスのお祝い期間になっていて、クリスマスツリーを飾っているそうです。お正月のような風習はありませんが、クリスマスが日本で言うお正月のようなものなのかもしれませんね。

アメリカと日本の年越しの大きな違い

アメリカと日本では年明けに大きな違いがあります。日本は国土が小さいため全国同時に年明けを迎えますが、アメリカは国土が多きため国内でも時差が生じます。なので年明けを迎えるのにも住んでいる場所によって、最大6時間のずれが生じてきます。やっぱりアメリカは規模が違いますね。

中華人民共和国

中国のお正月

中国では日本と違って旧暦が使われているため、2月18日~2月24日までの7日間をお正月としているため、この時期はほとんどの会社が休みになります。中国のお正月にあたる春節は日本と同じように帰省ラッシュになるそうですが、人口が多い中国は電車でも車でも渋滞がひどく、帰るだけでも一苦労だそうです。日本で実家に帰省するだけでも渋滞で疲れるのに、中国の渋滞は想像しただけでも帰るのが嫌になりそうですね。

春節の期間はほとんどの会社が休みで、この長い仕事休みを区切りに転職する人も多くいるそうです。日本では考えられませんよね。長い休みが続いて仕事に行きたくなくなるという人が多いみたいです。

ほとんどの人が休みになるので、各地で沢山イベントが開かれています。中国独特の飾りがライトアップされたり大きい龍の飾りが町中に飾られます。それを見に行く観光客もとても多くなっているので、中国観光を考えている人は、春節中の旅行が飾りなどが見られるのでオススメですよ。

また、春節の期間中中国では、一日中爆竹をいたるところで鳴らすそうで、一日の終わりには爆竹の残骸や煙で町中がすごい事になるそうで、この風習も日本との大きな違いです。

フランス

フランスのお正月

フランスでは日本のようなお正月がなく、年末は友人や恋人、友人家族などと一緒に誰かの家に集まってカウントダウンパーティーをして過ごすのが一般的です。街中ではお酒を飲んだり花火が上がったりして盛大に騒いで過ごします。ただ、フランス人誰もが年明けを祝っているわけではなく、全く興味がなく普段と変わらない過ごし方をするフランス人もけっこうおおいようです。

また、フランス料理でおせち料理のような特別なものはないですが、唯一年明けにある風習が「ガレット・デ・ロワ」と言われる焼き菓子を食べることです。1月6日の「公現際」をお祝いして食べられるお菓子ですが、現在は1月中に家族や友人が集まって食べる新年には欠かせないお菓子です。

ガレット・デ・ロワとは?

ガレット・デ・ロワ」の中には「フェーヴ」と呼ばれる小さい陶器の人形が入っていて、それが当たった人は王冠をかぶって王様(王妃様)になって、なった人が相手役の王妃様(王様)を選ぶ習慣があります。その日王様(王妃様)になった人は1年間幸運が続くと言われています。ちなみに「フェーヴ」とはそら豆のことで、昔からヨーロッパでは何かを選ぶときにそら豆でくじを引く習慣があったそうで、その習慣が一般家庭でも広がり今の風習になっていったようです。

イタリア

イタリアのお正月

イタリアのお正月はお酒を飲んだり、花火をしたりして祝うそうなんですが、このほかに日本と違って変な習慣があります。イタリアでは、運をもたらすために古いものを窓から投げ出す習慣があるそうです。翌朝の道路はとても汚れていて、投げた人が掃除をするのではなく掃除する業者さんが掃除をするそうです。なんだか変な風習ですよね。ただ最近ではやはりゴミを捨てるのは一般常識の観点からしても良くない事なので、窓から物を捨てる人々が減ってきているそうです。

イタリアではクリスマスは家族と一緒に過ごし、お正月は友達と過ごすのが一般的だそうです。31日の夜はみんなで集まって飲んだり食べてりし、花火も上がって盛大にお祝いをします。また広場ではイタリア人の歌手がコンサートで歌ったりして、沢山の人が集まり大盛り上がりを見せます。

イタリアにもおせちのような料理はありませんが、「チェノーネ(大晩餐会)」と呼ばれる夕食を食べます。「チェノーネ(大晩餐会)」は夕食という意味の「チェーナ(cena)」に大きいものを表す接尾語「one」をくっつけたもで、簡単に言えば沢山夕食を食べるという意味です。イタリア料理は前菜、パスタやリゾット、肉や魚料理、デザートの順番で食べていきますが、普段の量よりも多い料理が出てきます。

パネトーネとパンドーロとは?

この時期の代表的なお菓子で、「パネットーネ」と「パンドーロ」があります。「パネトーネ」とは卵とバターたっぷりの発酵生地の中に、ドライレーズンやオレンジピールなどを入れて大きめのカップに入れて焼き上げたドーム型のケーキで、日本でもこの時期に出しているパン屋さんがちらほらあります。ただ日本人からするとケーキというよりも甘いパンのほうがイメージは近いと思います。イタリアではこれをクリスマス期間に朝食やおやつに沢山食べたり、お世話になっている人への年末の贈り物としているようです。

「パンドーロ」とは、卵とバターたっぷりの発酵生地でここはパネトーネと同じですが、パンドーロは断面が星形をした山形で、独特の形をしています。また生地時の中には何も入れずバニラの香りがするのが特徴です。こちらもクリスマス期間によく食べられ、贈り物としても人気があります。

イタリアのちょっと変わった風習

イタリアでは大晦日の夜に赤い下着を身に着ける風習があります。しかもこの風習は老若男女問わずみんなが赤い下着をつけるそうです。イタリアでは赤い下着が幸運を呼ぶとされており、一説によると古代ローマ時代に赤い色が権力や富や健康の象徴とされていたことがこの風習につながったとされているようです。

ブラジル

ブラジルのお正月

日本の裏側に位置するブラジルでは、真夏にお正月を迎えます。年越しのカウントダウンはホームパーティーをしてお祝いをすることが多いですが、この時男性は白いシャツ、女性は白いワンピースを着てお祝いをします。なぜ白い服を着るのかというと、白は平和の色で新年をお祝いするのに相応しい色と考えられているためです。

年が明けると挨拶をして、そのあとハグしてほっぺにキスを3回するそうです。さすがブラジル人ですね。日本では見られない光景です。街中では花火が上り、音楽が流れたりショーが開かれたりとお祭りムードが朝方まで続きます。ブラジルには2月にカーニバルシーズンがあるんですが、そこまでの期間はこのお祭りムードが続くそうですよ。日本のようにおせち料理のようなものやお正月遊びの類もなく、お正月以降もお祭りムードが続くなど、日本のお正月とは全く違うようです。

ブラジルのちょっと変わった風習

また、ブラジルには大晦日の深夜0時にすると縁起がいいとされているちょっと変わった風習があります。

  • ぶどう、りんご、もも、ヒラマメを食べる。
  • シャンパンを飲む。
  • ザクロの実を7粒食べ、種を財布に保管しておく。(1年間お金に困らないそう。)
  • 海の波を7回飛び越える。
  • 豚・魚は食べてもいいが、鳥は食べてはいけない。(鳥は爪で後ろに土を掘ってエサを探すので後ろ向きとされ、豚や魚は前に向いてエサを探すので前向きとされている。)

日本人からすれば変わった風習に感じるかもしれませんが、ブラジルのお正月にはこういった風習が行われています。

カナダ

カナダのお正月

日本はお正月を重要視されるイメージですが、カナダではお正月よりもクリスマスの方が大きなイベントの様です。年越しではカウントダウンが行われ花火が打ち上げられたり、街中でイベントが開催されますが、1月2日から通常通り仕事が始まるそうです。なんだか他の国に比べると物静かなお正月といった感じです。

その代わり、クリスマスシーズンが24日,25日,26日となっていますが、この期間が日本で言うお正月のような感じになってます。24日は仕事を早めに切り上げ、クリスマスの前祝のような事をします。クリスマスソングを流しながら、お酒や食事を楽しんだりクリスマスツリーの飾りつけをしたり、プレゼントを用意したり。家族も集まってきてみんなでお祝いするそうです。

クリスマス当日は、家でゲームをしたりテレビを見たりしてのんびり過ごします。クリスマスの名物「七面鳥の丸焼き」を食べる家庭が多く、ローストした野菜とクランベリーソースをかけたマッシュポテトと一緒に食べます。

26日はカナダで一番大きいバーゲンセールが開催され、沢山の人が街に出て買い物をするそうで、このクリスマスシーズンの3日間は日本のお正月の三が日と似てますよね。

カナダと日本の年越しの大きな違い

カナダもアメリカと同じように広い国なので、6つのタイムゾーンに分かれています。なので年越しも最大6時間弱のずれが生じてきます。

スペイン

スペインのお正月

スペインのお正月は友達とパーティをして過ごす人が多く、街中ではカウントダウンパーティがありそこで年越しをする人もいたり、家でゆったりと年越しをする人や、カウントダウンのみ家でやりその後パーティやクラブに出かけるという人もいたり、過ごし方にこれといった決まりはない様です。また1日は普段開いているスーパーやレストランも定休日になることから、前日までに買い物を済ませておくようです。

スペインの年越しのカウントダウンは12粒のブドウを食べて年越しをします。0時になると12回鐘が鳴り、1回鳴る毎に1粒ブドウを食べて、12粒食べることが出来れば願いが叶うと言われています。ちなみに12粒の由来は、12ヶ月で毎月の幸運を祈るということから12粒と言われているようです。

スペインのちょっと変わった風習

スペインでは、イタリアと同じように大晦日の夜に赤い下着を身に着ける習慣があります。赤い下着をつけて新年を迎えると縁起が良いと言われ、老若男女問わず多くの方が赤い下着を身につけて年越しをしているそうです。

いかがでしたか?

国が違えば文化が違うので、お正月の過ごし方だって違ってきて当然ですよね。世界のお正月を知ったことで、より日本という国がお正月を一番重要視している国だと再認識できたのではないでしょうか?

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