お正月遊びの凧あげ!意味や由来、凧揚げのポイント紹介

お正月

お正月遊びの定番の凧揚げ。みなさんも子供の頃に一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

でも経験したことはあっても、

  • 凧揚げはなんでお正月にするようになったの?
  • 凧揚げの意味や由来はなに?

など知らないことも多いと思うので、解説していきます。

凧あげとは?

凧あげは平安時代日本に凧の起源中国から伝わってきたとされており、紙鳶(しえん)と言われ最初は貴族の遊びでした。江戸時代以前までは貴族や武士の一部で遊ばれていましたが、江戸時代になると庶民にも広まりました。凧には色鮮やかな浮世絵やもじが描かれたものが使われ、子供たちは遊びとして凧あげをしていたそうですが、次第に大人たちの間でも人気になり、凧の大きさや高さを競っていたそうです。

凧あげの語源

もともと凧はその形が「いか」に似ていることから「いかのぼり」と呼ばれていました。しかし、大きな凧が住居や畑に落下して被害を及ぼしたり、凧あげをしている人同士で喧嘩をして死人が出たことから、幕府が「いかのぼり禁止令」を出したため、いかのぼりが出来なくなりました。

そこでいかのぼりが出来なくなると困る庶民は、いかではなくタコだ、いかのぼりじゃなくてタコあげをやっているんだと言い訳をしたことから、現在の凧あげと呼ばれるようになったそうです。ただその当時は関東では「タコ」と呼ばれ、関西では「イカ」と呼ばれていたようですが、明治時代になってから「タコ」と呼ばれるようになりました。

何でお正月に凧あげをするようになったの?

凧揚げがお正月の遊びとして定着したのにはいろんな説があります。

男の子が生まれた時の儀礼説

男の子が生まれて最初の年に、無事元気に成長することを祈って凧あげをしていた事が由来という説があります。

昔からの言い伝え説

昔は立春が新年の始まりとされていて「立春の期に空に向くは養生の一つ」ということわざがあり、立春に空を見上げるのは健康にいいという意味から、新年のお正月に凧あげをして健康を祈るようになったという説です。

陰陽五行説

陰陽五行説とは、もともと中国で生まれた自然界の理を説く思想で、陰陽説と五行説を合わせた思想です。

陰陽説とは、五行説が生まれるよりずっと前からある考え方で、「宇宙のすべてを陰と陽に分ける」考え方です。例えば太陽が陽で月が陰、男性が陽で女性が陰などあらゆるものが陰と陽に分類されます。

五行説とは、中国古代の学説で「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立っている」という考え方で、自然界に存在しているすべてのものは木・火・土・金・水の5つの要素に分類することが出来て、例えば色や季節、方角などあらゆるものが分類されます。

どちらの考え方も、正しい正しくないとか優れている劣っているというわけではなく、それぞれがバランスよく成り立っていて、この2つの考え方を合わせた思想が陰陽五行説です。

春のにあたるお正月は「木」の気を持ち、「木」と「金」は相性が悪く、お正月を無事に迎えるためには「金」の気を封じる必要があります。「金」の気を封じる力があるのは「火」の気です。凧はもともといかのぼりやイカと呼ばれ、イカの形が「炎」の形に似ていることから、凧は「火の象徴」と考えられていました。

なので、「火」の気を強めるために凧あげをすることで「金」が弱まり、「木」の気が影響を受けなくなるので、無事にお正月を迎えることが出来るという事から、お正月に凧あげをするようになったと言われています。

お正月に凧揚げをするのにはこういった理由があったんです。

現在凧揚げはお正月遊びとして定着していますが、実際にはお正月に限らずいろんな季節に遊ばれています。凧揚げを実際にやったことがない方のために凧揚げをする時のポイントを紹介していきます。

凧あげをする時のポイント

凧あげをするためのポイントは大きく分けて3つあり

1.凧を用意しよう!

まずは凧を用意するんですが、凧にも種類が沢山あります。

角凧

正方形または長方形の形をしていて昔からある定番の和凧で、竹や和紙を使って作られています。迎春という漢字や浮世絵が描かれているものなど、いろんな絵柄の角凧があります。

ただ、角凧は和紙と竹で作られているため壊れやすいのと、飛ばす時は糸を使ってバランスを調整する必要があるため難しく、初心者の方にはあまりお勧めできません。

ちなみに角凧はディスプレイ用として作られているものもあるので、飛ばして遊ぶなら飛ばす用の角凧を選んでください。

連凧

名前の通り沢山の凧が連なっている凧で見た目に楽しいのが特徴です。見た目から揚げるのが難しそうに見えますがそれぞれの凧が風を受けて揚がるため、意外と単体のものよりも揚げやすく長い時間揚げ続けることが可能です。

ただ風が強い日にやると、糸が絡まってしまいほどくのが大変なので、風の強い日に連凧は不向きです。

軟体凧

一般的な凧には骨組みがあるのに対し、軟体凧には骨組みがなくパラシュートのように風を受けて飛びます。軽いので風が弱い日でも簡単に揚げることができ、骨組みがないので収納しやすく持ち運びも便利です。

バイオカイト

一般的な凧は風を受けて揚がるのに対して、バイオカイトは揚力で真上に浮かび上がります。なので風がなくても揚げる事が出来るので、初心者の方でも簡単に高く揚げる事が出来ます。また、一般的な凧に比べ軽量なため、小さなお子さんでも扱うことが出来ます。

スポーツカイト

名前の通りスポーツとして使われている凧で、世界中で大会が開かれているほど人気です。両手でハンドルを持ち引っ張ったり緩めたりして凧を旋回させ自由自在に操ることが出来ます。ただ、操縦するには難しく落下するため練習が必要ですので、広くて周りに何もない場所で練習しましょう。

ゲリラカイト

アメリカで生まれ日本では1970年代に発売開始されました。ポリエチレンフィルムやポリプロピレンを素材に使っているので軽くて揚げやすく価格も安価なため、お子様と一緒に凧揚げをする方におススメです。

代表的な凧を紹介しましたが、他にも形や大きさ、材質やデザインなどいろんな種類の凧があるので自分好みの凧を選んでください。

2.凧揚げをする場所を選ぼう!

凧揚げをする場所選びのポイントは

  • 周りに建物や木が植えられてない、電線がない場所。(凧が引っ掛かる可能性があるため)
  • 遊具がない場所。(ぶつかる可能性があるため)
  • 凸凹した地面ではない、石が落ちていない場所。(つまずいて転ぶ可能性があるため)
  • 凧揚げが禁止されていない場所。

などのポイントをおさえて、場所選びをしましょう。またいい場所が見つかっても、複数人で凧揚げをするとお互いにぶつかったり凧がもつれてしまったりしてしまうので、凧揚げをする時は周りを確認して遊ぶようにしましょう。

3.風のある日を選ぼう!

凧は風を帆で受けて上に揚がっていきます。風がなくても走って揚げる事もできますが大人でも大変です。逆に風が強すぎても凧をコントロールするのが難しいので、特にお子さんと一緒に遊ぶ時は、程よく風が吹いていて晴れている日を選びましょう。

凧揚げについて解説しましたがいかがでしたか?凧揚げをやったことがない方もこの機会にぜひやってみてください!

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