お正月遊びの百人一首(かるた)!歴史や意味,遊び方を紹介

お正月

お正月遊びの定番である百人一首ですが、皆さんも子供の頃に一度はやったことがあるじゃないでしょうか?

でも百人一首についてあまり詳しくない方もいると思うので解説していきますね。

百人一首とは

百人一首とは、昔の貴族や歌人が詠んだ和歌や、各個人が詠んだ優れた代表的な和歌を取り上げていって、百人の和歌を集めたものです。みなさんがよく知っている百人一首は「小倉百人一首」と言われるものになります。

小倉百人一首」とは、藤原定家が京都嵯峨の小倉山の別荘で襖に書き写したことから、このように呼ばれています。また「小倉百人一首」に出てくる和歌は、「勅撰和歌集」と言われる天皇の命で集められた全部で21の和歌集で、「小倉百人一首」はその中の古今集や新古今集など10の「勅撰和歌集」から選ばれたものになります。

その後、「小倉百人一首」の影響を受けて後世に作られたものを「異種百人一首」と呼び、武士が詠んだ和歌だけを集めた「武家百人一首」や、女流歌人が詠んだ和歌だけを集めた「女百人一首」、小倉百人一首から漏れた歌人百人が詠んだものを集めた「新百人一首」、源氏物語の和歌から百余抜き出して作った「源氏百人一首」などがあります。

異種百人一首」の一部を紹介しましたが、全部で170種類以上の「異種百人一首」が存在します!興味のある方は調べてみてください。

百人一首(かるた)の歴史

百人一首はそもそも「かるた」から始まったと言われています。その「かるた」の起源は2つあります。

平安時代の貴族の遊び

歴史は平安時代にさかのぼります。その当時は貴族の遊びで「貝合わせ」と呼ばれる遊びがあります。「貝合わせ」とは1つの貝を2つに分けて、沢山ある貝殻の中からぴったりと合う貝殻を探し出すというものでした。その後貝の裏に和歌や絵を書いて、その内容に合ったもう1つの貝を探し出す「貝覆い」という遊びになっていき、それが進歩して「歌貝」というものになりました。「歌貝」とは貝の形をした札がと下の句それぞれ100枚づつあって、下の句を並べて上の句を読み、読んだ内容に合った下の句を探すという遊びです。

ポルトガルの宣教師によって伝えられた

16世紀に日本にやってきたポルトガルの宣教師が、「南蛮カルタ」というかるたを伝えたとされています。「かるた」という名前になったのは、ポルトガル語で「手紙」や「カード」、「四角い紙」を意味する「カルタ(carta)」が語源とされています。

ちなみに現在の福岡県大牟田市三池地方が、日本で初めて「かるた」が作られた発祥の地とされていて、「かるた」が出来た当時の元号が天正だったことから、「天正かるた」と呼ばれています。現在残っている天正かるたの裏側に「三池に住む貞次」と書かれていたことから、三池地方が「かるた」の製作に深くかかわっているとされているそうです。

百人一首かるた誕生

その後戦国時代になると百人一首がかるたとして遊ばれ始めますが、初めは宮中や大名の年間行事となっていたようです。なので「百人一首かるた」は庶民の間ではまだまだ広まっていませんでしたが、江戸時代になると木版画の技術が発展したことや「南蛮かるた」を取り入れることで、元禄時代の頃から庶民の間でも広まっていき、「和歌かるた」と言えば「小倉百人一首」の事を指すようになりました。

お正月に百人一首をするのはなぜ?

百人一首がお正月に遊ばれるようになったのは、先ほども紹介したようにもともとは宮中の遊びでしたが、木版画の技術が発展していったことで、庶民にも広がっていきました。その後江戸時代後期になると、百人一首をするためだけの会が開かれるなど庶民の間で親しまれる遊びになっていったことで、お正月遊びの定番として定着していったためです。

百人一首の遊び方

百人一首にはいろんな遊び方があるので紹介していきます。

坊主めくり

坊主めくりとは、絵柄がある上の句の札を使う遊びです。

  1. 絵柄のある読み札を使用します。
  2. 読み札を切って、裏返しにした状態で中央に重ねて置きます。
  3. 順番を決め、重ねてある上の札を1枚とります。
  4. 取った札の絵柄が女性ならもう一度札を取ります。
  5. 取った札の絵柄がお坊さんなら、手持ちの札をすべて捨てなければいけません。
  6. これを繰り返していって、最終的に札を多く持っていた人が勝ちになります。

以上が坊主めくりの遊び方になります。アレンジとして、お姫様の札を取った人は場に捨てられてある札を全てもらうことが出来るルールや、女性の札を引いた後もう一度札を取るか取らないかを取った本人が決めるルールにして駆け引きを楽しむなど、独自にルールを考えて遊んでみてください!

散らし取り

散らし取りとは、百人一首を使ったよく知られている一般的な遊びです。

  1. 最低読み手が1人、取り手が2人いれば出来る遊びです。
  2. 下の句の札を中央に並べます。
  3. 読み手が上の句を読み、取り手が読まれた上の句と対になる下の句を取ります。
  4. 最終的に取った枚数が多い人の勝ちです。

以上が散らし取りの遊び方です。上の句と下の句を覚えていれば上の句を読んでいる間に下の句の札を取りに行けるので、覚えている人が断然有利になる遊びです。ただ覚えていなくても相手も覚えていない初心者同士であれば、下の句を読まれてから取ることになるので、問題なく遊ぶことが出来るのでぜひやってみてください。

源平合戦

源平合戦とは、散らし取りと似た遊び方で競技かるたに近い遊びになります。

  1. 競技者を2チームに分けます。
  2. 各チーム取り札を50枚づつ自陣に並べます。
  3. 読み手が上の句を読み、対になっている下の句を取ります。(ここまでは散らし取りと同じ。)
  4. 相手の陣地の札を取った場合、自陣の札を1枚相手に渡します。(渡された札は自陣に置く。)
  5. お手付きをしてしまった場合は、相手の陣地の札を1枚もらいます。(渡された札は自陣に置く。)
  6. 最終的に自陣の札が先に無くなったチームの勝ちになります。

以上が源平合戦の遊び方です。事らの遊び方も散らし取り同様、上の句下の句を覚えている方が有利になる遊びです。1対1の個人戦もできますが、2対2や3対3の団体戦をしても面白いですよ。ただ1チーム4人以上になると札が取りづらくなるので、1チーム3人までが楽しくあそぶことができますよ。

競技かるた

競技かるたとは、1対1でやる源平合戦の競技版でいろんなルールが決められています。

  1. お互いに持ち札25枚を無作為に選び、自陣に文字を自己の方に向けて並べる。(札を置ける自陣の大きさは決まっていて、正座して座った位置から左右合わせて87㎝の間に、上、中、下段の間を1㎝あけて、縦に札が3枚並ぶように札を並べる。この時相手と自陣の上段の札の間隔を3㎝あける)
  2. 札を並べたら、15分間暗記の時間がある。
  3. 札を取る手を片方決め、上の句が読まれ始めるまでは自陣の下段より手前の畳に接した状態にしておく。頭は自陣の上段よりも相手側に出してはいけない。
  4. 読み手が上の句を読み、対になっている下の句を直接取るか押し出す。
  5. 相手の陣地の札を取る、もしくは相手がお手付きをした場合は、自分の持ち札を1枚相手に渡せる。
  6. 早く持ち札が無くなった方の勝ち。

以上が競技かるたの遊び方になります。解説した以外にも、読み手が下の句を読みだしたら声や物音を出してはいけないなど、まだまだ決められたルールが存在するので、競技かるたを本格的に始めようと考えている方は調べてみてくださいね。

ここまでの解説で、百人一首について理解できたんじゃないでしょうか?最後に百人一首かるたで遊ぼうとしている方に朗報です。百人一首かるたで勝つための秘訣を紹介します!

勝つための秘訣!

勝つための秘訣は以下の3つです!

百人一首をすべて暗記する!

これは百人一首かるたで勝つには必須です。

決まり字を覚える!

決まり字とは上の句で読まれた字で下の句が決まる字の事で、

  • 一字決まり・・・7枚
  • 二字決まり・・・42枚
  • 三字決まり・・・37枚
  • 四字決まり・・・6枚
  • 五字決まり・・・2枚
  • 六字決まり・・・6枚

となっています。決まり字を覚えておくと探す札が絞られるので、相手よりも早く探し出すことが出来るようになります。

持ち札の並べ方を考える!

例えば、自分が自信のある札や、四字決まりや五字決まりなど枚数の少ない決まり字の札を手前において、確実に取れるようにしておいたり、相手がとりづらい札を並べたりと色々作戦を考えてみてください。

いかがでしたか?今年のお正月は家族みんなで百人一首かるたで楽しみましょう!

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