重度の脳震盪の症状は?後遺症や完治まではどれくらいかかる?

スポーツ

サッカー日本代表MF遠藤航選手が試合中、相手選手と後頭部が激しく衝突しその場に倒れ込むアクシデントがありました。

検査の結果重度の脳震盪の疑いがあると診断されて心配の声が数多く上がっています。

ここでは重度の脳震盪の症状後遺症完治まではどれくらいかかるかなどを調べました。

脳震盪(脳震盪)のとは?

そもそも脳震盪とはどういったものなのでしょうか?

脳震盪とは頭を強くぶつけたり、揺さぶられたりすると、脳にひずみが生じて意識が無くなったり、記憶を失ったりするものです。

脳震盪の症状

脳震盪の症状には

  • 一時的混乱(放心した状態、返答が遅い)
  • 記憶障害(脳震盪直前直後の出来事を思い出せない)
  • 複視(1つの物が二重に見える)
  • めまい、吐き気、嘔吐、頭痛、耳鳴りなど
  • 平衡感覚障害
  • 嗅覚・味覚が無くなる
  • 光や騒音に対する過敏性

などがあげられます。これらの症状がある場合には脳震盪を疑いましょう。

脳震盪の重症度

脳震盪の重症度の分類には軽度・中等度・重度の3つに分類されます。その判断基準を見ていきましょう。

軽度の脳震盪

判断基準となるのは

  • 意識がある状態
  • 脳震盪の症状が15分以内で治まる。

です。こういう状態を軽度の脳震盪と判断します。

中等度の脳震盪

判断基準となるのは

  • 意識がある状態
  • 脳震盪の症状が15分以上続く。
  • 短時間の記憶喪失がある。

です。こういう状態を中等度の脳震盪と判断します。

重度の脳震盪

判断基準となるのは

  • 数秒間でも意識を失う。
  • 健忘症(自分が忘れてしまったこと自体を覚えている状態)が長時間継続する。

です。こういう状態を重度の脳震盪と判断します。

脳震盪になってしまったら?

脳震盪には軽度・中等度・重度と分類があると紹介しましたが、脳震盪になってしまったらどうすればいいのでしょうか?

まずは救急車。その後は絶対安静!

脳震盪が起こってしまった時、重度の脳震盪の場合は救急車で病院を受診すべきです。

軽度・中等度の脳震盪であっても、症状が消えるまでは絶対に安静にしておくべきです。それでも心配な場合は救急車を呼ぶようにしましょう。

脳震盪になってしまった場合には「脳の安静」が絶対に必要になります。

例えば何かものごとを考えたり、携帯スマホでの長時間のメールやゲーム、テレビを見るなど、脳に負担がかかるようなことは控えることが望ましいとされています。

頭痛が続くようであれば適宜鎮痛剤が有効とされていますが、いずれにしても病院を受診して判断を仰ぐようにしましょう。

セカンドインパクト症候群には要注意!

脳震盪に1度なってしまってから、まだ完全に治っていない状態(数日から数週間)で2度目の脳震盪を受けると、致命的な脳腫脹(脳内で液体成分が異常に増加し、脳の容積が増大した状態)になることがあります。これをセカンドインパクト症候群と言います。

セカンドインパクト症候群になってしまうと、死亡率は30~50%と非常に高く、18歳未満のスポーツをする若者の割合が多いです。

ですので脳震盪を起こしてから症状が完全になくなるまでは、絶対に激しい運動しな事が大切です。

脳震盪による後遺症

脳震盪による後遺症に多いのが急性硬膜下血腫と、慢性外傷性脳症と呼ばれる症状です。

急性硬膜下血腫とは

急性硬膜下血腫とは硬膜の下に急速に血腫ができる病状です。硬膜とくも膜の間に血腫ができ、それによって脳が圧迫され、脳の血流障害や強いむくみ(脳浮腫・脳腫脹)を引き起こします。

スポーツでの重症頭部外傷では一番多い病状です。また、死亡事故や重篤な後遺症として最も頻度が多い病状になります。

意識障害がなく軽度で頭部CTで脳の圧排所がない場合は、厳重な神経学的経過観察と保守的加療を行う場合もあるようです。

しかし多くの場合は意識障害が進行することが多く、緊急手術を行うことになります。

慢性外傷性脳症

慢性外傷性脳症とは脳震盪などの脳への反復する障害が原因で、脳変性による認知症に似た症状を持つ進行性の脳症をきたす神経変性疾患のことです

症状としては、

  • 頭痛
  • イライラなどの気分の乱れ
  • 突発的な異常行動
  • 認知機能の低下
  • 運動障害
  • 疲労感

などがあります。

脳震盪を複数回起こしたアスリートの約3%が、慢性外傷性脳症を発症していると言われているそうです。

しかし残念なことに現在でも治療法がなく予防としては脳震盪後の十分な安静しかないのが現状です。

完治まではどれくらいかかるの?

脳震盪になってしまった場合には完治まではどれくらいかかるのでしょうか?

脳震盪の重症度や個人差があるので、完治までの正確な日数ははっきりとされていません。ただ、一般的に小中学生や高校生の方が、大学生や成人よりも症状が長引く傾向にあるとされています。

脳震盪後~スポーツへの復帰

脳震盪になってから元の生活に復帰するまでのプロセスは

  • まずは十分な安静。(脳震盪後24~48時間は症状がなくなるまで、テレビ・スマホ・読書などの眼や脳に刺激を与えるものは避ける。)
  • 過度な安静も症状の遷延に繋がる可能性があるので、まずは日常生活への復帰を目指す。
  • 次に学業の復帰を目指す。
  • 最後にスポーツの復帰を目指す。

というように段階的に元の状態になるように、焦らず少しづつなれさせていく事が重要です。

まとめ

この記事では、

  • 脳震盪について
  • 脳震盪になってしまったときの対処法
  • 脳震盪の後遺症について
  • 完治までのプロセス

を紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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